2022年11月の記事一覧
AEDおよび救急救命訓練支援「マンション居室の場合」
AEDとは
AEDは「Automated External Defibrillator」の略語で、日本語では「自動体外式除細動器」と呼ばれる「高度管理医療機器」です。「除細動」とは、心臓がけいれん(細動)した状態を「取り除く」ことを指しますが、AEDは心臓に電気ショックを与えることで除細動を行います。
以前は医師など、限られた人しか使用が許されていなかったAEDですが、2004年7月から一般の人でも使えるよう規制が緩和されました。AEDは、救命時に必要な操作などを音声や光で案内するため、AEDを使えば一般の人でも救命活動を行えます。
AEDを点検しましょう。(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/aed/index.html
自動体外式除細動器(AED)については、平成16年7月に救命の現場に居合わせた市民による使用の取扱いを示して以降、国内において急速に普及し、AEDを用いた救命事例が多数報告されております(平成26年時点での販売累計:約63万台)。
一方で、AEDは、適切な管理が行われなければ、緊急時に作動せず、救命効果に重大な影響を与えるおそれがある医療機器です。
これらを踏まえ、AEDの適切な管理等を徹底するため、AEDの設置者等に対して日常点検や消耗品の管理、設置情報の登録・公開等の実施を呼び掛けています。
マンション管理組合でもAEDの設置がすすんでおります。
しかし、
- どこに設置されているのか?
- オートロックドアの内側か外側か?
- 器具に格納されている場合、どうやって取り出すのか?
- 使う人は「だれでも許可なく」つかえるのか?
- マンション居住者以外の方へ、貸し出せるのか?
- マンション管理組合の規約にAEDの設置や費用がない。
- 築40年「二つの老い」マンションにAEDは必須ではないでしょうか。
例として
- マンションが面している道路で、歩行者が倒れた。居合わせた人がマンションのAED
を取りに来た場合、どうするのか?
- マンション居住者から「AEDを持ってきて!」といわれたら、どうするのか?
- マンション管理人や管理会社との契約に、AEDの取り扱いについて規定されているのか?
AEDおよび救急救命訓練を毎年行うことをお勧めします。
特にマンションのコミュニティを作ることを目的に行いましょう。
NPO法人防災用品アドバイザー協会は、毎年救急救命訓練サービス付きAEDのリースを
行っております。
マンションの課題解決のため防災訓練に活かしていくことがポイントです。